欲しいものを手に入れるコツ

 

 自分で言うのは何だが、私は欲しいものを手に入れるのが上手だと思う。

今回は、そのコツを話したいと思う。

 

一、 先ずは、自分が何を求めているのかを、よーく考えて、的を絞ることだ。

何が欲しいのかが分からなくては、求めようがない。

「求めよさらば与えられん」とあの人も言っていた。

自分が求めるモノを知るのだ。それは心の底から求め、欲し、恋い慕うモノだ。

それが、金でも愛でも芸術、才能、家庭、何でもいい、自分が本当に心の底から求めて

やまないものが何であるのか、それを徹底的に自分の心に聞く。

自分の心は自分のモノだと思っているが、案外思い通りにならない。

だから、思い通りにしようとするのではなく、自分の心に聞くのだ。

すると、そこで欲しいと思っていたモノが、実は自分の心が本当に求めているもので

はなかったことに気付いたりする。

ここで言っている欲しいモノとは、心が欲しがっているモノのことである。

それは一人一人、全部違うモノなのだと私は思う。

 

二、 欲しいモノが分かったら、心の中で思いっきりラブコールを送る。

欲しいです。大好きです。あなたのために自分はあります。

あなたのために今回、私は生まれて来たと言っても過言ではありません。

頑張りますから、どーぞ、私のモトに来て下さい。

私のモノになったら悪いようにはいたしません。必ず必ず幸せにして、居心地良く。

私個人の幸せだけで終わらせず、世のため人のために役立てます。

骨身を惜しまず頑張りますから、本当に良かったら、私のモトに来てください。

 

三、そして、次に

欲しいものを手に入れるためには、何をしたらいいか、何をすべきかを考える。

それは具体的に現実的に自分が出来ることだ。

なぜなら、次の次に実行が始まるからだ。

兎に角、具体的にやれることを考える。出来るかどうかじゃない。やれることだ。

その時々の自分に出来るありとあらゆることを考え、案を練る。

緻密でありながら、大胆な計画を練り上げるのだ。

或いは、地味で人には分からない計画を。

 

四、次が難しい。欲しい気持ちを捨てる。

スッパリと諦める。本当に諦める。そうしないと神様はそれに逢わせてくれないのだ。

だから、それが手にはいらなかったとしても死ぬほど辛いなんていうことはなくなる。

手に入らなくて辛いっていうことは、諦めてなかった。

自分の欲を捨てきれてなかったということなのだ。

ここでしっかり、欲を捨てる。

 

五、ここからが、勝負だ。

欲も得もなくなった裸の心で、

やれること、出来ることを焦らず、慌てず、しっかりと地に足つけて一つずつ行っていく。

骨身を惜しまず。人目を気にせず。無欲の欲で自分の納得と満足に向かって進む。

時にやらないという行いが必要なこともある。

 

まあ、こんなとこかな。

そんなに真剣に欲しいモノでなくても、このコツを掴めば、何でも結構、うまくいく。

うまくいかなくても、欲を捨てているから平気だ。

やるだけやったら後は野となれ山となれだ。

人事を尽くして天命を待てばいいのだ。

それが、自分の運命のモノであったなら、必ず現れる。

必要なモノとは、必ず出逢わされる。あとは、自分の心がけと行動。

そう私は、信じているんだ。