11月7日から11日まで

 

 11月7日 イジメによる自殺を予告する手紙が文部科学省に届いた。

それに対しての国の反応と対応は、イジメという卑怯で悲惨な事態に目を向けるものでも

なければ、手紙の主の“気持ちになって”助けようとしているようには見えなかった。

手紙が、本物かどうか、愉快犯の人騒がせではないかと、そのことに視点論点が行き、

それは、悲鳴を上げている子を助けるためでなく、自殺者が出ることで自分たちの身が危

なくなることを心配している奴らが、犯人捜しをしているようにしか見えなかった。

 こういう奴らの為に死ぬんじゃない!

イジメた奴や、人の身になって考えられない奴らのために、こんなに苦しかったと知らせ

るために死んじまうなんてバカバカしいにも程がある。

 死ぬんじゃない!

誰か分かってくれなんて、甘ったれてんじゃない!

弱いものイジメは恥ずかしいミットモナイ、最低の行為だ。

でも、よーく聞けよ!

本当に恥ずかしくてミットモナイのは、人のパンツを下ろして喜んでるバカモノであっ

てパンツを下ろされたお前ではない。

強姦された女性が、自分が穢れ(けがれ)てしまったと自殺したりする。

その人は、穢れてなんかいない。

人の弱みにつけこみ、自分の快楽のために人をオモチャにする“人でなし”が、自分の

穢れに気付かず、自分の欲に溺れて更に穢れていくのだ。

そういうものによって翻弄されてはならない。自分の信念を持て。自分に負けるな。

最近の人間は見た目の汚ればかり気にするが、魂だけは汚してはいけない。

魂の汚れは穢れ、気枯れとなって地獄へと落ちるのだ。

 

私は、思ったことは実行する。

家族に心配があったら、水場を磨く。

毎日欠かさず磨いているが、不安や心配がある時は、特に心を込めて何も考えずに、

排水溝の中まで磨く。

 家族や仲間に感謝の気持ちが涌いたら、心を込めて料理を作り振舞う。

居心地の良い空間を作る。

商売をしているが、やっぱり感謝の気持ちは、家店の周りのゴミを拾う、草を引く

花を植える。

 腹が立つことがあったら、何故腹が立つのか考える。

考えて、考えて、文章にまとめる。

嫌なことは、単に嫌なだけじゃない。痛みが異常を知らせ、熱がウイルスを殺すように

恐怖が危険を知らせるように、嫌だと感じることには、必ず何かの知らせがある。

 その答えを見つける旅が生きることなんじゃないのか。

 どうしようもないことは、祈る。ただただ、祈る。

私は毎朝、欠かさず水をあげる。

これは、自分の希望は何も思わず、ただ、感謝の気持ちをあげる。

心が荒れだし、迷いが起きたら瞑想する。ただただ、瞑想する。

海外の飢えに苦しむ映像を見て心が動いたら、募金を送る。

目の前に困った人が居て、自分が助けるべきだと思ったら迷わず手助けする。

それは、思ったらだ。出してはならない時もある。

何時出して、何時出してはならないかは、何かが教えてくれる。

欲を持たず、心に聞く、心が動いて知らせがくる。

心が動いたら行動する。

口では「かわいそうー」と言いながら、自らを振り返らず何も行動しないことは許されて

いない。

 

<11月7日〜11日の酒絶ち>

 今回のイジメ予告の手紙は、気持ちの治まりがつかない。

予告された11月11日まで、酒断ちをすることに決めた。

 そして、祈る。

「イジメをしている者たちが、幸せになりますように、目覚めますように」

イジメをする人の心には、地獄がある。

人が嫌な気持ちになって苦しむことに快感を覚えるという、腐って悪臭を放ち、膿を

持つそのタダレは、病(やまい)である。

 イジメを行う者は、自らの腐った傷を掻き毟ることで快感と同時に自らを貶(おとし)

め、その自己嫌悪を受け止めることが出来ずに、更に誰かを何かをイジメ傷つける。

 そこで一番傷つき、穢れているのは自分であることに気付かず、目を瞑って…。

その人が救われますように、

その魂が救われ目覚めた時、それは社会的な罪でなく、自分の犯した罪の深さに地べたに

叩きつけられるようになるだろう。

 でも、それからが本当の人間としての人生。

どーぞ、救われますように…。

目覚めた人間に自殺は許されない。

 

祈りつつ5日が過ぎ、11日の晩の太田光とたけしの番組を見た。

腹立ちと鬱憤で気持ちの行き場がなくなった。

次の日から風邪の症状が出た。

 風邪を押してイジメについてまとめた。

書かねばならぬ!という思いだった。

喉の痛みと悪寒でパソコンをコタツに持ってきて打ち込んでいると、充電が切れた。

充電して立ち上げると、パスワードを入れろとか、このまま終了すると保存してないデー

タは失われると出たが、どうしていいか分からず終了すると3日かけて書いたものが

きれいに消えた。

 

 あー、怒りに任せて書いたものは出してはいけないんだと思った。

でも、刺激的で攻撃的ではあったが、よくまとまっていたのに残念だった。