電気が足りないって?

 

 ワシって頭悪いのかなぁ、どーしても理解できないできた。

原発、原子力、核を使った発電。

 どうして、こんなに危険で、それも使う脳力もないのに、使い終わってからも危険で、

その後始末も管理も出来ないモノをそんなに使いたいのか?

 安全だから大丈夫。というウソから始まって、

原発は、安い。というウソ。

そして、ないと困る?(なくても困らないっていうか、あったら困るのに)

世界に肩を並べたい?日本の科学経済の発展のタメ?

 分からない。

そして、今度は夏の電気が足りないという。安全性は確保されているって?

 国民の生活を守るタメだって?

ホントに、そおかぁー?

 

 大飯原発の再稼働が決まった。

免震対策は3年後、防潮堤のかさ上げは来年、水素除去装置が付くのは3年後。

安全対策の半分も出来ていない中で。

 出来ていないことをあげつらわないで、出来ている所を誉めて育てろ。

なんて、子共の場合は言ったりするが、原発の場合は一つの間違いが破滅になる。

 

どうして国は原発を、そんなに動かしたいのか?

 <電気が足りない?>

からって話だが、どーも関西電力の電気は十分足りるらしい。その理由。

@    火力発電で使えるのに使っていないものがある。

A    水力発電で作れる電気を過小評価している。

B    日本全土の民間の自家発電を計算に入れていない。

C    足りないという時間、夏のほんの何日かの、午後の何時間に焦点を合わせている。

D    他者融通、他の電力会社から関電に電気を持って来ることが出来る。

 

1、大飯原発で働く人やそれに付随した人に働く場所を与える為に原発を稼働したい

というなら、今休ませている火力発電を動かしたらいいんじゃないか?

 現にそこで働きたいから火力発電を動かしてくれという声があるのを、何故か国は黙殺

している。

 

 2、水力発電は渇水の時に電力が不足するとして、過大な渇水に焦点を当てているが、

そんな渇水の夏の確率は低く、本来の水力発電の能力を低く見積もっている。

更に揚水(自分で作った電気で水を上にあげて落とす)を使ったら鬼に金棒。だそうだ。

 

3、日本全土の民間の自家発電量を国は算出していない。(隠している?)

独立系発電事業者(ТPP)は、新日本製鉄をはじめとして、ここで数えただけでも33

社以上あって、大量の電気を発電していて、なんと販売することも出来るくらいだという。

 それを、何故か国は計算に入れようとしない。

神戸製鉄所なんかは、阪神大震災から140kwの卸電力をスタートさせてるんだけど、

問題は、高額の送電線の使用料らしい。

 一般企業の自家発電やバッテリーの購入した分も、国の計算には考慮されていないし

大手企業工場での電力削減なんかもすごいものがあって、2012年3月までの15カ月

で全国880万kw、原発9基分の電気が浮いたり作られているんだそうな。

 近畿地方の一般用エンジン発電機の生産量は、今年3月までの15カ月分で236万

kw、大飯原発2基分と同じ出力なんだとさ。

 

 4、電気が足りなくなるという騒ぎは、真夏の特別な猛暑を予測しての午後の2〜3

時間だけ。

 でも、病院なんかが停電したら、という話だが、病院等の停電したら困る所は停電しな

いように非常用電源の設備が義務付けられてるから大丈夫。なんだと。

 それに電気を使っている7割合以上が、産業と業務用なんで、若しも足りなくなっても

その時間ちょいと休めばすむとか。

 

 5、この他者融通は数字がいろいろあって面倒臭いから書かない。

兎に角、電気は足りて中部地方の人や企業にとって、浜岡原発も全く必要なし!

 

 電気は足りるから大丈夫なんだ〜(ホワワ〜ン)ってちょっとなった所で、大飯原発を

動かさないようにするにはどうかしたらいいんだろうね。

 

 フクシマの人災事故の検証も解明もゼーンゼンされていないのに、国は見切り発車し

ようとしている。

 美味いモンを食い散らかして、引っくり返し、どうしてそうなったかの検証をせず

反省もなく、その後始末をしないうちに違う所に手を付けようとしている。

 手を出してはいけないモノに。

国民が困るからって、困るのは国民じゃなくて国と独占してきた電力会社じゃないの?

同じ間違いを起こすことは火を見るより明らかじゃないか。

 

 いや、間違いに同じ間違いはない。

一度目は警告、二度目は怠惰、三度目は、犯罪。それでもやるというなら、確信犯だ。

 

 神様は心が広い。

もう、何回、警告をして見せたか分からないのに、それでも辛抱強く人が改心するのを

 まだ、待っていてくださって…。     いるかなぁ?

 

       もう手遅れかもしれない。

 

 それでも、絶対諦めない。

 

 

 

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