虐待

 

人は皆生まれながらにして暴れる野生を持つ

それは飼いならす必要がある

それこそが 人の生きるテーマかもしれない

しかし

それを野放しにし 思い上がり 何かのせいにして

神をも忘れ 行いしものあり

それから 辱め(はずかしめ)や精神的 肉体的暴力を受けたとしても

それは 自らの罪でも 恥でもない

いかなる理由があろうと それを行いしものの 罪であり 恥である

傷ついた心が 身体が 痛み 泣いたとしても

それを 憎み 怨み 呪うことによって

更なる苦しみを 背負う必要は 全くない

それを行いしものが 見えない地獄を背負う

 

人は 辛い目にあったり 被害にあったりすると

それを覚えておくことによって 加害者の罪を留めておこうとする

自分が苦しむことで 仕返しをするかのように

そのとき苦しかった そして それを乗り越える

乗り越えて行く

それだけでもう十分じゃないか

もう自分を楽にして 自由にさせてやろう

 

辛さを 苦しさを 悲しみを 淋しさを

怒りや 恨み 憎しみから 攻撃や 自虐に変えることなく

優しさと強さの深さへと育てる

それが最大のリベンジ

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