ヘキサゴン

 

 新春だし、面白い話でいこう。

昨日の夜、クイズヘキサゴンが“おばか祭り”だって番組案内にあった。

やらせとカマトトってやつは気持ち悪いが、ここに出てくる若者たちは面白い。

昨夜は、それを見て笑った。腹を抱えて笑うって感覚、久し振りだったなぁ。

的外れなことを、大真面目に言ったりやってる姿ってのは、ただもう単純に可笑しくて、

ビールを飲みながら子供が買ってきてくれた焼きソバを食べながら、一人でそれを見て

大笑いしていたら、唇の端を噛んでしまった。

 笑い始めるとそれさえ可笑しい。

 

って、面白い話ってさぁ、自分が面白かったっていうだけで、あんまり笑いすぎて何を

笑ったのか覚えていないんだよなぁー、これが。

 そこで、私の知ってるおばかさんの話をすることにしよう。

そのおばかさん、犬も歩けば棒にあたるっていうんですか、至る所に居るんだけど、

たった今、思い出したのが、“ギックリ腰2”で出てきたレイラ。

 

 レイラはアメリカの祖父を持つクオーターなんだけど、日本人の教師をやってる母親

に育てられて英語は殆ど喋れない。

 ちょっと、ダサいモノと怖いものを馬鹿にしてみせる強がりのところがあるんだけど、

素直で頑張りやで怖がりの28才の娘だ。

 彼女と四文字熟語とか、諺の話になった。

「私、そういうことを知らないってよく言われるんだよね」とレイラが言った。

「へー、そうなんだぁ」

「そんなことで、よく世の中が渡ってこられたなって言われるんだけど、別にそれで

困ったことないしぃ」

「そーだよね。そういうこと知ってるからって人を馬鹿にする人ヤツ居たら、その時点で

知ってることが、マイナスじゃないの?」

「だよねぇ。

そういう人って、上から目線で人のことバカーにした目つきで見るんだよね」

「まあ、そういう人は反面教師だと思って放っておきなよ。

自分も腹が立つと、仲間ネタみたいなの作ってそいつを馬鹿にして優越感に浸りがちな

トコあるからさ」

「だーね」

「えへへ、

で、どの程度諺を知らないか問題を出してみようかな?」

「ホンット、知らないからね」

「あい、分かった。じゃぁ、この後に続く言葉は何でしょーか?

ヌカに?」

「キュウリ?」

「ナルホド、その意味は?」

「やっぱ、ヌカにはキュウリでしょう、相性がいいっていうか、それで美味しくなる」

「よーし、じゃ、カッパの?」

「皿!」

「何で?」

「カッパに皿は不可欠、でもって弱点」

「フンフン、子は?」

「コアって核?」

「じゃあなくて、子供、子は?」

「ウルサイ」

「そのトオーリ。じゃ、ハエがうるさいのは何月?」

「分かんない、ハエはいつだって五月蠅い」

「ブタに?」

「あっ、それは知ってる。小判」

「真珠でも小判でも意味は一緒だね。じゃ、ネコに、は、どうなるんだ?」

「ネコ、つったら、マタタビ、しょ」

「そーきたか!あっ、でもネコに鰹節と一緒でマタタビもあったか?

じゃ、馬の耳に?」

「ハエ」

「あー、ハエが頭に入っちゃった」

って話したっけなぁ。

 

違うヤツの“漢字読み間違い”なんかで御堂筋を、ごどうきん。とか、

満員御礼を、まんいんごれい。なんて話が山程あるんだけど、今ちょっと思い出せない。

何処かにメモったやつがある筈で探したんだけど、ちょっと出てこない。

 また、見つかったらここで書くね。

 

でも、彼らは思いやりがあって失礼な感じがないから、常識はあると思う。

私にとっての常識ってのは、とどのつまりは、思いやりと優しさだと思うから。

 だーが、如何せん知識がない。

って、知識ってそんなに必要なのかぁ?と思う今日この頃なのです。

               チャンチャン

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