変化

 

誰かを 何かを 嫌い 疎み(うとみ) 恨み 軽蔑

排除しよう 抹殺しようとする気持ちは

誰かに 何かに 向かいながら 向かっているようで

自分に向かっている

 

嫌うモノを消し去ろうとすることで

それは心の中で念じるだけで

自分の居場所がなくなっていく

 

このどうしようもない 嫌だ という思いは

どういう意味を持って

自分に 次の自分を指し示そうとしているのだろう

何を教え 何をしろと言っているのだろう

 

痛みが それの在り処を知らせるように

怒りが 何かを知らせる

 

黒いモノが 自分を包み 身動きがとれなくなる

そこから逃れれば 違う自分になれるだろうか

いや そこを黒くしている自分が移動しても

そこに また 黒いモノを生み出す

 

祓っても 祓っても

周りは 自分の色になる

 

それは 生きている限り 変わらないのではない

そのまま死んだら 永遠に変わらなくなる

 

生きているということは

自分の力で変えられるということ

自分の想いでしか変わらない

それは

変わろうと 思っただけで 変わる

変わりたいと 思っただけで 変わる

念じれば そこに向かう

 

生きつつ 逝き 往きつつ 帰る

戻ることない 一本の道を 辿りながら

 

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