米良さん

今日は、久し振りに青空が広がるでしょうって、天気予報で言ってましたね。

ほんと、ちょっと雲はあるけど風もなくお日様、朝からパンパンです。

さてっと、どんな話をしようかな?

 

 あっ、そうそう、沙織から電話があったんですよぉ。

メイドで働いているあの沙織ね。

 去年までは頻繁に沙織と会って話をしていたんだけど、最近彼女と会っていないの。

彼女メイドの仕事が忙しいみたいで、メイドのあの話も電話で聞いたんですよ。

 

で、

「土曜日の夜中にやる堂本兄弟の番組知ってる?」って沙織が聞いてきたんですよ。

「土曜の夜中は寝てるよ」って、私が言ったら、

「そうだよね。この間のそのテレビ、麻子に見せたかったなぁ」って沙織が言うわけ、

「なんで?」って聞いたら、

「きっと麻子、興味があると思うよ」って言うから

「なに、なに」って電話を持ち替えて聞いたら、

「超能力者っていうか、占い師みたいな人が、いっぱい出ててさ」

「そういう時は電話してよ」

「ん、でさ、自分はホンモノであんたはニセモノだ!みたいな口論になっちゃってさ、

バトルみたいになっちゃったのよ」

「あー、そういうのは気持ちが苛立つから見なくてよかった」

「そこに米良さんが出てたのよ」

「あの米良さん?」

「そう、“もののけ姫”の主題歌を歌ってる米良さん」

「何で、あの人がそんなトコに出るのよ」って、

私も沙織も米良さんが好きなんですよー。

「うん、あたしも最初は、米良さんにはこんなトコに居て欲しくないなぁと思ったのよぉ。

でも、そこに居る人たちが、自分ばかり認めさせようとして他の人を否定して怒鳴り合い

になった時、米良さんが言ったの。

『私はあなた方のおっしゃることみんな信じますよ。みんな本当でホンモノだと思います。

でも、あなた方に足りないものがあると思います。

それは、愛です。信じて欲しかったら信じることだと思います。

相手を認めることだと、私は思います』

って、米良さんが言ったの、そしたら、みんなシーンとしちゃって」

「おーおー、そーだ、その通りだ!」

「でも、すぐにまたみんな自分のことを自慢して他の人をケナシ始めて大喧嘩」

「あー、バカの集まりだったんだ」

「うん、程度低い人ばっかり。でも、米良さんのヨイトマケの歌は凄いね」

「うん、ちょっとゾゾッとするんだけど、何かを動かすね」

「やっぱり、ゾゾッとするんだ」

「へへ、でも何だか涙も出ちゃうんだ」

「あー、やっぱり」

って、沙織も米良さんの歌に何か感じるみたいなのね。

 でも、超能力だろうが、占いだろうが、

何にしても大事なものは、愛だろ、愛! ハートだろう?!

って、結論に、二人でなったわけ。

            じゃ、今日はこんなところで。(^−^)

エンディングテーマは“ヨイトマケの歌”をお送りいたします。

♪父ちゃんのためなら エンヤコラー 母ちゃんのためなら エンヤコラー

今日も聞こえる あの〜♪

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