出発(たびだち)

 

出発の時をむかえた

広い空へと 飛ばねばならない

なぜなら

飛ぶために 生まれてきた

その時が 今

太陽の光に翼を焦がし

荒れ狂う風に この身を揉まれる

けれど 飛びたい

なぜなら

生きているから

そして

果てしない空の彼方へ 飛ぶことが

自分の使命だと 感じるから

 

飛ぶことを恐れ 恐れていることを隠そうと

私を愚弄するものは すればいい

その仮面の下に 涙が光る

 

さあ

仮面を外し 鎧を脱ぎ捨て

裸になった素肌に

太陽の光が あたった

吹きすさぶ風は 肌を荒らす

 

だけど

その暖かさも 爽やかさも知る

背伸びしなくていい ありのままに 感じるままに

それが

生まれて 生きる 意味

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