低気圧

 

「あの人、今低気圧だから」なんて、不機嫌な人を指して低気圧と言ったりするけど、

気圧っていうのは、空気が地球の表面を押し付ける力のことで、低気圧は左から回り、

高気圧は右から左に回り低気圧はその反対に、低と高のハネの方向に回ると学校で教わ

った覚えがある。

 気圧が変わる時に調子が悪くなって天気、気圧の変化を身体で感じる人はるという人は

多い。

 知人に、太平洋に台風の子供が出来た瞬間に分かるという人が居る。

「あっ、台風の子供が出来た」と思うと、それから程なくして天気予報で台風の発生が

報じられるんだという。

 かくいう私も、台風や大風が吹く前に胸騒ぎがして落ち着かなくなる。

 

昔から天気が変わる(主に雨や嵐、雪など悪くなる)時に古傷が痛むとか、頭痛や

腰痛などの持病が痛み出すという話はよく聞くが、どうして天気や気圧の変化で身体が

痛んだり、機嫌が悪くなる人が多いのか?と思っていたら、

この間、缶を暖めてから冷やすと、ペコンとヘコムという実験をやっていた。

飛行機に乗るとペットボトルが膨らむのもその原理で、気圧、圧力が変わるからだ。

人の身体の細胞というのも、缶やペットボトルのようなもので、ということは、気圧

の変化によってその影響を受けて変化する。ということは、古傷が痛んだり、頭痛や

関節痛が起こって当然ということだ。

 月の満ち欠けも、月に落とす地球の影による月の形状の変化というよりは、地球との

距離が変わることで引力の力が変化することで人の思考感情に影響を及ぼすんだなぁ。

 満月の晩に狼男が現れたり、結婚や離婚が決まり、赤ん坊が生まれたり人が死んだり

するというのは、普段とは違う状態になる為に心身に普段と違う働きが起きるからだ。

 

 この間、大風が吹いた時、私の不安定状態がやって来た。

不安定ということは、感情、気持ちがドッシリと安定していないから勘も働くことに

なる。

 そして、嫌なことが起きるような予感がした。

「大風の吹く日は、遠出をするな」と親父の小言にあるが、その日は車で遠出をしなけ

ればならない用事があった。

その移動中に嫌な予感がするから真直ぐに行ってくれと運転しているヤツに頼んだのに、

そいつは言うことを聞かず、結局、マズイことが起きてしまった。

 その翌日にも悪い予感があると言っているのに、スピードを出して次々と追い越して

いるので怒ってやめさせた。私が怒るとちょっと怖いぞ。

やめさせた直後に、私たちを追い越して行った車がスピード違反で捕まった。

 

 “失敗をするパターン”というのがある。

事態を甘く見る、危機管理をしない、人のせいにして自己管理を怠る、思い上がっている、

ヤケクソになっている、落ち込んで気持ちが集中出来ない、人の挙動に目がいって自分

のことが見えない。そういう時は失敗が寄ってきている。

逆に“失敗しないコツ”というのは、自分のペースで丁寧にコツコツと、自己管理を

してこうしたらどうなるかと先を見越した上で、出来ることを無理せずに行うことだ。

 話があちこちするが、どうしてこの話をしたかというと、私は良くないことが起きる

ことを予測予感し過ぎて心が潰れたことがあった。

 今でも今回のように良くないことが起きる予感を感じると、心配で気持ちの置き場が

なくなり不安定になってくる。

 

水中には水圧というものがあり、水深何メートルだか忘れたが、海に潜っていくと

計算上では内臓が破壊される位水圧が掛かるが、人間ってヤツは計算上無理といわれる

所まで潜ることが出来る。

しかし、潜っている時に(あー、怖い)とか、(大丈夫だろうか)と精神状態が不安定

になると、パニックになって、そうなったら、もうオワリなんだという。

 気持ちってヤツは凄い。

“心頭を滅却すれば火もまた涼し”というが、気の持ち方で乗り越えられる。

 ヨーガの基本は呼吸方と、瞑想、心、気の持ち方が大事らしい。

 

 つまり、何が言いたいかっていうと、気圧の変化で心身の状態が変わるのは当たり前の

ことで、あとは自分の中に平常心を保とうと、自分に言い聞かせてるってことです。

 って、何だかまとまりませんが、何か書きたくなって。

 

 台風5号が北上しているみたいですね。

5月も今日で終り、暑いと思ったら寒くなってコタツが片付けられません。

こんな日は、コタツでゴロゴロしたい。

                   ゴロゴロ、ニャーオ

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